道-Tao-を描く 〜老子を詠む女性画家たちの講読会〜

<一晴画廊 企画展ブログ> 中国古典の名著、老子『道徳経』をテーマに2018年10月30日(火)〜11日11日(日)に京都の一晴画廊にて展覧会を開催します。それぞれの画家が老子を読み解き、絵画へと変換していく思考の過程を一般公開する、新しい試みのブログです。

宮毬紗 Marisa Miya

母の貴さ 宮毬紗

宮毬紗です。 「無名は天地の始にして、有名は万物の母なり」 久しぶりに、安岡正篤『洗心講座』のなかの、「『老子』と時代」を読みました。 有名になるということは、つまりおっ母さんになって、色々なものを生んでゆくことであります。 然し母になるとい…

告知です:中谷彰宏さんと見る、夭折の天才画家の非公開絵画。 宮毬紗

宮毬紗です。 お知らせです。 1000冊以上の本を出版されている作家の中谷彰宏さんと共に、私の主催する京都・御所南の一晴画廊にて、夭折の天才画家・木島桃村の、一般非公開の絵画を見ませんか? shop.an-web.com 木島桃村は、明治を代表する日本画家・木島…

大地から生まれる思想  宮毬紗

宮毬紗です。 中国大陸から生まれた思想を、日本で暮らす私が、どこまで理解できるのだろうと、考えていました。 中国へは、20年ほど前に上海へ、10年ほど前には北京へ、合計3度訪れています。 上海で、混沌した人と土地の醸し出す、濃厚な空気に魅入られて…

老子から仏教へ  宮毬紗

宮毬紗です。 この記事を書いたあとで、しばらく仏教の経典を調べていました。 ichiharugallery.hatenadiary.jp 時間の概念について、過去、現在、未来が同時に存在していることを経験したのですが、これは仏教で「一念三千」と呼ばれる状態に近いのではない…

道を体験すること  宮毬紗

宮毬紗です。 休憩時間に、般若心経を聞いています。 空は、老子の道にも思えます。 この記事を読んで、思い出したことがあります。 ichiharugallery.hatenadiary.jp 30歳頃に、宇宙とつながる感覚を体験をしました。 道を歩いていると、「この道の上は、宇…

心地よい、つながり方。 宮毬紗

宮毬紗です。 山名さんの、アイザックスターンの記事を読んでいました。 ichiharugallery.hatenadiary.jp 山名さんの、バイオリンの演奏を聴いたことがあります。 情感持った音色でした。 長谷川さん、山名さんは、どんな老子を描くのだろうと、ふと想像して…

安岡正篤の『老子』  宮毬紗

宮毬紗です。 中国古典の背景を学ぼうと、安岡正篤『洗心講座』を手にしました。 洗心講座 作者: 安岡正篤 出版社/メーカー: 致知出版社 発売日: 2011/09/16 メディア: ハードカバー この商品を含むブログ (2件) を見る ちょうど、「『老子』と現代」という…

京都と老子  宮毬紗

宮毬紗です。 京都というのは、独特な町です。 お商売をするにしても、儲けよりも、家の決まりを守ることを優先します。 儲けたいからと言っても、家に迷惑をかけるようなことは、極力避けます。 儲けよりも、先代、今の家族、この先の代のことまで考えます…

六十四、その安きは持し易く  宮毬紗

宮毬紗です。 親戚の木島さんのご了解を得て、明治時代の日本画家・木島桃村の若き日の図案を、実際に染めてみることになりました。 これは、大きな挑戦です。 21歳の若さで亡くなった桃村は、優れた図案を多く残しています。 もしも、これが今の時代に日の…

京都の経営者と老子 宮毬紗

宮毬紗です。 若い頃に愛読した老子に、再び注目するキッカケになったのは、経営の勉強を始めてからです。 京都では、村田製作所や京セラ、ワコールなど、優れた企業が育っています。 近所の大型書店のビジネス書コーナーには、京都で活躍する経営者たちの、…

もうひとつの学校  宮毬紗

宮毬紗です。 高校生のときの、日本画の担任の先生と話をしていました。 よく実習の授業をサボって、美術館に行っていたことを。 実習の時間を美術館で過ごし、その帰り道、学校から帰る先生と鉢合わせしていました。 「また美術館に行ってたのか」と、呆れ…

絵が降ってくる  宮毬紗

宮毬紗です。 お盆休みなので、朝から汗だくになって、家の大掃除をしていました。 父が途中でやってきて、冷たいお茶で一服しました。 お盆の、お坊さんの順番が、今年は遅いねと話していました。 そういう時に、絵が降ってきます。 老子の絵のスタイルが、…

九、持してこれを盈たす  宮毬紗

宮毬紗です。 『ビジネスリーダーのための老子道徳経講義』を読んでいました。 ビジネスリーダーのための老子「道徳経」講義 作者: 田口佳史 出版社/メーカー: 致知出版社 発売日: 2017/01/26 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る この本は、お父さ…

徳信なればなり  宮毬紗

宮毬紗です。 最近、ある人が、インターネットビジネスで詐欺をする様子を見ました。 その人の表側は、煌びやかで、善良さに満ちているのです。 ですが裏側は、杜撰で、言い訳と誤魔化しだらけでした。 そういうものに、次々と騙されている人たちがいました…

四十五、大成は欠くるが若く  宮毬紗

若い頃、心の病を経験しました。 苦しくなって、ヒルティやトルストイ、ヘッセなどを幸福論を読んでいました。 「幸福」を目指していました。 心が苦しい自分は、不幸だと思っていたのです。 この年齢になったからでしょうか。 ひたすら内省する時期を過ごし…

武満徹と老子  宮毬紗

宮毬紗です。 高校生のころから、武満徹が好きでした。 京大生の友達から、埴谷雄高を教わり、サルトルを意味も分からずに読んでいた、ませた女学生でした。 武満徹も、よく分からずに、ただ「美しいなあ」と思いながら聞いていました。 きれいな音なので、…

美に生きる人たち  宮毬紗

宮毬紗です。 暑い日が続きますね。 庭に面した、渡り廊下の拭き掃除をすると、額から滴り落ちた汗が、木に染み込んでいきます。 小さな頃は、渡り廊下から、庭で飼っている真っ赤な金魚を眺めるのが好きでした。 庭の苔の緑と、金魚の赤。 この色の取り合わ…

二、天下みな美の美たるものを知るも 宮毬紗

宮毬紗です。 朝に庭仕事をしていたら、蟻の行列を見つけました。 一列になって、一定の速さで進んでいきます。 よくできた軍隊は、このような感じなんだろうかと、ふと老子を思い浮かべました。 この記事でご紹介しました『老子講義録』を読んでいます。 ic…

不思議な縁/天からの後押しを得て  宮毬紗

宮毬紗です。 先日、致知出版社発行の『老子講義録』を買いました。 『老子講義録』とは? 政財界の首脳たちがこぞって心酔した中国哲学者・本田濟氏。本書は、平成元年10月から平成4年4月まで行われた『老子』講義全29講の全容を収録したものです。 …

じつはコンパ・コンプレックスでした  宮毬紗

宮毬紗です。 画廊の仕事は、大好きです。 どちらかといえば、調査系の仕事が好きです。 絵の由来を調べたり、これからのトレンドを分析したり。 勉強が好きですし、接客サービスの勉強も、今かなり力を入れています。 どうしても苦手意識があるのが・・・ …

それ唯だ争わず、故に尤め無し。  宮毬紗

宮毬紗です。 山名さんの記事を拝読していて、 「ああ、私も同じようなことを考えてしまう(笑)」 と共感しきり。 この句、大好きです。 ichiharugallery.hatenadiary.jp 「上善(じょうぜん)は水の若(ごと)し。」 「水は善(よ)く万物を利して而(しか)も争わ…

六十八、善く士たる者は  宮毬紗

宮毬紗です。 はああ・・・・・ ああ、なんか、だるいなあと感じる1日です・・・。 雨がしとしと降っています。 もう、このまま、だらーーーんと過ごしたい・・・。 ですが! ここでダレていても、そのまんまの私にしかなりません! もう孔子先生いわく「不…

子育てと老子  宮毬紗

宮毬紗です。 娘と老子の話をしていました。 もちろん、このブログも読んでくれています。 天才的に間違い探しが得意な彼女は、 「お母さん、誤字見つけましたよー」 と、ブログの誤字脱字を教えてくれます(笑)。 美意識の強い彼女は、幼稚園が苦手でした…

告知です:中谷彰宏さんと大人の京都をご案内  宮毬紗

宮毬紗です。 告知の記事です。 あの中谷彰宏さんとご一緒に、清水寺周辺にて、大人の文化あふれる京都をご案内いたします。 日時は2017年8月27日(日)の午前9:00〜11:00です。 なんと先着12名だそうです。 うーん、贅沢な遠足! 「敷居の高いお店に入って…

龍のような人  宮毬紗

宮毬紗です。 孔子が弟子に、老子に会った印象を、 「龍のような人であった」 と語ったそうです。 今までの常識では、捉えられない人という意味で。 これは、孔子が老子に面会した際に、老子が、 「子の驕気と多欲と、態色と淫志とを去れ」 と叱ったというエ…

子育てと制作を支えてくれた老子  宮毬紗

宮毬紗です。 この記事で、第1章について書いていたとき、子育て中のことを思い出していました。 ichiharugallery.hatenadiary.jp とても、しんどかったです。 精神的な葛藤と、肉体の疲労と、それが毎日溜まっていく感じでした。 初めて『老子道徳経』を手…

七十六、人の生まるるや柔弱  宮毬紗

宮毬紗です。 私はオタク気質です。 一度何かを勉強しだすと、止まりません。 家にこもって、Amazonで次々と本を注文し、ついでに食べ物や飲み物も注文し、調べ尽くしていきます。 下手をすると、トイレが我慢できなくなるまで、じっーーーーとして本を読ん…

なぜ中国古典をテーマにするのか

宮毬紗です。 この度、私が経営する画廊ICHIHARU GALLERY|一晴画廊にて、老子を絵にする展覧会を企画しました。 最初から「展覧会をするのなら、中国古典をテーマにしよう」と決めていました。 経営の勉強を続けるうちに、 「画家も、自分自身の経営者」 「…

二〇、唯と阿を相い去ること幾何ぞ  宮毬紗

宮毬紗です。 パッと『老子』の本をめくると、この章になりました。 ある人のことを考えていました。 まるで、この句を、そのまま現代語訳にしたようなことを言われていました。 「衆人は煕煕(きき)として、太牢(たいろう)を享(う)くるが如(ごと)く、春に台(…

一、道の道とすべきは  宮毬紗

「名無きは天地の始め、名有るは万物の母」 子宮の中は、宇宙のよう。 娘を授かったときの、卵子の写真を見ていたら、万物の始めに命が漂っている感じがしました。 私たちの命には、限りがあるのです。 だから、この世に誕生した始めに名付けるのでしょうか…

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