道-Tao-を描く 〜老子を詠む女性画家たちの講読会〜

<一晴画廊 企画展ブログ> 中国古典の名著、老子『道徳経』をテーマに2018年11月3日(文化の日)〜11日11日(日)に京都の一晴画廊にて展覧会を開催します。それぞれの画家が老子を読み解き、絵画へと変換していく思考の過程を一般公開する、新しい試みのブログです。

八、上善は水の若(ごと)し  山名しおり

       上善(じょうぜん)は水の若(ごと)し。

      水は善(よ)く万物を利して而(しか)も争わず。

 

 

 山名しおりです。


日々の中で、どうしても気分が沈むこともあります。

そんな時こそ!と思い幾つか章をめくり・・。

あぁ!そう。この章を思い起こすのです。


老子の水の性質を模範としたり比喩する表現は、何度も出てきます。

老子道徳経の中に「水のような在り方」という思想は

それこそ水のように根底にずっと流れているように私は感じています。

ひとつの感情に捉われてしまう時こそ「上善(じょうぜん)は水の若(ごと)し。」を読み返します。

意味だけでなく、言葉の響きもとても美しい章だと思います。


繰り返し読んでいると、今の心の迷いさえも

水のように受け止め、様々な感情に捉われることにさえ感謝し、

今在る気持ちのままに受け止める。

気持ちが整理できない時、感情に流される瞬間があっても無理矢理に押し込めてしまう

ことはない。

良くてもダメでも争わず受け止める。ただ逃げることなく見つめてみる。

あるがままの自分を見つめ進んでいきたいと思います。
 

上善(じょうぜん)は水の若(ごと)し。

水は善(よ)く万物を利して而(しか)も争わず。

衆人(しゅうじん)の悪(にく)む所に処(お)る。

故(ゆえ)に道に幾(ちか)し。

居(きょ)には地が善く、心には淵(えん)が善く、与(まじわり)には仁が善く、言には信が善く、正(政)には治が善く、事には能が善く、動には時が善し。

それ唯(た)だ争わず、故に尤(とが)め無し。

 

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