道-Tao-を描く 〜老子を詠む女性画家たちの講読会〜

<一晴画廊 企画展ブログ> 中国古典の名著、老子『道徳経』をテーマに2018年10月30日(火)〜11日11日(日)に京都の一晴画廊にて展覧会を開催します。それぞれの画家が老子を読み解き、絵画へと変換していく思考の過程を一般公開する、新しい試みのブログです。

水の流れと感情の流れ  山名しおり

山名しおりです。

 

先週の金曜日、京都は夕方に結構雨が降り、鴨川が濁流のようになって水位も上がり

凄い勢いで流れていました。

余りに凄い雨でしたので、帰宅できず足止めを食らってしまいましたが、ようやく雨が小雨になって家路に向かう際に見た鴨川の色は茶色でした。

 

でも、今週に入ってふと見た鴨川はすっかり澄んだ水の流れになっていました。

 

そんな鴨川の川の流れを見て、今読み進めている「老子道徳経」をふと思い浮かべました。

老子の思想の中に「水」がよく出てきます。

 

8章 上善(じょうぜん)は水の若(ごと)し。

78章 天下に水より柔弱なるは莫(な)し。

 

上記二つの章に代表されるように、水という言葉も出てきますし、根底に流れる思想や処世術の中に「水のように柔軟であることの強さ」が語られているように思います。

 

以前から川の流れを眺めていると

人の感情のようだなと思うことが度々ありました。

日々の出来事の中で傷ついたり、自責の念に駆られたり、悲しい出来事に出会った時。また、反面とても嬉しい感情に包まれた時。

激しく変化する日もあるけれど、時間の流れとともにまた普段の流れにもどっていく。

自分自身の感情をコントロールする際に、川の流れを思い出すこともあります。

今どうしようもない思いが渦巻いているけれど、暫くじっとしていればいつか収まる。

 

そして私たちが使う「日本画の絵具」も水を使います。

老子の思想をテーマとしてを描く時、まだどんな形になるか分かりませんが

私は「水」がひとつのポイントになるのではないかと思っています。

 

宮さんが先日書かれていた記事で描く時に流す音楽について触れておられます。

 

ichiharugallery.hatenadiary.jp

 

私は何を思い浮かべ画面に向かうだろうか。

まだまだ模索している日々です。

 

 

 

 

 

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