道-Tao-を描く 〜老子を詠む女性画家たちの講読会〜

<一晴画廊 企画展ブログ> 中国古典の名著、老子『道徳経』をテーマに2018年10月30日(火)〜11日11日(日)に京都の一晴画廊にて展覧会を開催します。それぞれの画家が老子を読み解き、絵画へと変換していく思考の過程を一般公開する、新しい試みのブログです。

老子と音楽  長谷川幾与

長谷川幾与です。

 

先日、宮さんが老子を描くとき、音楽を聴くとしたら武満徹だとブログに書かれていました。

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武満徹の音楽は前衛的だけど、なぜだか心地いい、そんなイメージです。

 

宮さんが老子武満徹を組み合わせたのは、私にとってとても新鮮でした。

 

 

同じように私も、絵を描きながらどんな音楽を聴くだろうと考えてみました。

 

パッと浮かんだのがリチャード スケルトンです。

 

+++リチャード・スケルトン/Richard Skelton |レビュー・リスト 新作情報 CD+++

 

Richard Skelton

 

派手ではないけれど、心に染み入る音楽です。

 

どんな絵になるかは、まだぼんやりとしかイメージできませんが、

音楽の方はイメージしやすいです。

 

 

リチャード・スケルトンはイギリスの音楽家で、

2004年に前妻を亡くしたことをきっかけに、音楽を始めたようです。

悲しみによる音楽です。

 

美学者のアーサー・ダントーは、「美は触媒として作用する」と著書"The Abuse of Beauty"の中で書きました。

 

お葬式に花が添えられるとき、花の「美」は触媒として作用し、

深い苦悩と後悔は、「美」によって静かな悲しみに変わる、と表現しています。

 

リチャード・スケルトンの美しい音楽も、老子の言葉も、そのような働きがあるように感じます。

 

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