道-Tao-を描く 〜老子を詠む女性画家たちの講読会〜

<一晴画廊 企画展ブログ> 中国古典の名著、老子『道徳経』をテーマに2018年10月30日(火)〜11日11日(日)に京都の一晴画廊にて展覧会を開催します。それぞれの画家が老子を読み解き、絵画へと変換していく思考の過程を一般公開する、新しい試みのブログです。

九、持してこれを盈たす  宮毬紗

宮毬紗です。

 

『ビジネスリーダーのための老子道徳経講義』を読んでいました。

ビジネスリーダーのための老子「道徳経」講義

ビジネスリーダーのための老子「道徳経」講義

 

 

この本は、お父さんが、晩酌をしながら教えてくれるような語り口で、読みやすいのです。

「今日は、ゆっくり読みたいな」という夜の読書用です。

 

運夷第九で、ドキっとしました。

 

「持(じ)してこれを盈(み)たすは、その已(や)むるに如かず」

 

今日は、新しいブログの準備に、多くの時間を割きました。

新ブログ「なぜ世界の富豪やエリートはアートを学ぶのか」を準備中 - 強烈に愛される画家になるための特別講座

 

米国の名門大学で、世界から集まるエリートたちに囲まれながら学ぶ娘に、真っ当な生き方をして欲しいのです。

 

知能に優れている人こそ、人としての成熟度が重要になります。

頭の良い人が、悪い心を持つことは、恐ろしいことです。

 

アートを通して、娘へ人の心の在り方を伝えようと考えました。

 

 

優秀であるからこそ、不自由になることもあります。

 

「揣(きた)えてこれを鋭くするは、長く保つべからず」

 

切磋琢磨しすぎて、刀を打ち過ぎてしまうようなことしては、ポキンと折れてしまうでしょう。

 

「金玉(きんぎょく)堂に満つるは、これを能(よ)く守る莫(な)し。」

 

アメリカの学歴社会のなかで、好スタートを切った娘たちは、金も、宝石も、欲しいものを多く手にするでしょう。

ですが、手にしていることに縛られてしまうと、不自由になっていきます。

 

「富貴にして驕るは、自らその咎(とが)を遺(のこ)す。」

 

傲慢になれば、どういう末路が待っているのか、歴史は物語っています。

信用を失い、孤立します。

 

頭の良い人が孤立し、独裁的になっていく恐ろしさは、人類の歴史に刻まれた深い傷として、数々の著書に記されてきました。

 

「功遂げて身の退くは、天の道なり。」

 

成功を手にすることの素晴らしさ。

そして、成功した先に、さらに深く美しい世界があることを、娘に知っていて欲しいのです。

 

ああ、そうだ。

私には、アートが「道」なのかもしれません。

 

 

書き下し文:

 

持(じ)してこれを盈(み)たすは、その已(や)むるに如かず。

揣(きた)えてこれを鋭くするは、長く保つべからず。

金玉(きんぎょく)堂に満つるは、これを能(よ)く守る莫(な)し。

富貴にして驕るは、自らその咎(とが)を遺(のこ)す。

功遂げて身の退くは、天の道なり。

 

 

 

 

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