道-Tao-を描く 〜老子を詠む女性画家たちの講読会〜

<一晴画廊 企画展ブログ> 中国古典の名著、老子『道徳経』をテーマに2018年11月3日(文化の日)〜11日11日(日)に京都の一晴画廊にて展覧会を開催します。それぞれの画家が老子を読み解き、絵画へと変換していく思考の過程を一般公開する、新しい試みのブログです。

音楽から感じること   山名しおり

山名しおりです。

私自身の表現の根底にはヴァイオリンという楽器の存在があります。

前回音楽に関する記事を書いたことで私自身も改めて気付かされました。

 

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ヴァイオリンという楽器は弾こうと思っても、すぐに音が出せてメロディーを奏でるようにはなりません。

扱いにくさという点に於いては日本画の絵具と共通するかもしれません。

更にヴァイオリンと共に親しんできたクラッシックは楽譜をどう解釈するかということが演奏の一つの大きな柱です。

楽譜は言わば作曲家の文章のようなものです。それを読み解き、演奏として音に変換し自らの表現に繋げる。

20代の頃ですが、私は初めてヴァイオリンの演奏練習の中で作曲家の感性を感じる体験をしました。

曲はモーツァルトのロンド(クライスラーによる編曲)、この曲です。

 

 

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この曲の中で2回目のカデンツァ(クライスラーのアレンジ部分)のあとで、最初の主旋律が出てくるのですが、その辺りを何度も弾いている時に初めて楽譜から作曲者の意図を感覚的に捉えられた瞬間がありました。

その瞬間の体験は今も鮮明に残っています。

その体験を振り返れば、老子という中国古典を読み解くことも、日々筆を動かし画面に向かい合いながら日常の中で、くりかえし老子の文章を読む。

その中でこそ感覚的に老子の意図するところを感じることができるのではないかと思っています。

その上で自分の表現として絵という形に変換していきたいと考えています。

 

 

 

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