道-Tao-を描く 〜老子を詠む女性画家たちの講読会〜

<一晴画廊 企画展ブログ> 中国古典の名著、老子『道徳経』をテーマに2018年11月3日(文化の日)〜11日11日(日)に京都の一晴画廊にて展覧会を開催します。それぞれの画家が老子を読み解き、絵画へと変換していく思考の過程を一般公開する、新しい試みのブログです。

ある一人の経営者から見たアートとサイエンスへの視点に学ぶこと  山名しおり

山名しおりです。

 

長谷川さんが記事の中でアートとサイエンスについて書いておられました。

 

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 そのシンポジウムではどのような意見交換されるのか伺えるのが楽しみです。

私は記事を拝見しアートとサイエンスという言葉からある一人の経営者を思い出しました。

中西徹さんという方です。
中西徹さんは京都大学哲学科卒業後、関西にある京阪電気鉄道株式会社で常務取締役、株式会社京阪百貨店取締役社長を務められ、同社会長に就任後1998年に残念ながら亡くなられました。

私は直接の面識はありませんが、中学高校時代の美術の先生と父というご縁を通し、中西徹さんの存在や著書を知ることとなりました。

中西さんは京阪百貨店取締役就任後の催事場に「京阪ギャラリーオブ アーツ アンド サイエンス」という名称を付けられました。(現在は京阪ギャラリーに名称変更)
1985年のことですので、今から約30年前のことです。
開業当初から関西の文化の発信地となるべく催事場にこの名前を付けられたそうですが、この名称の意味を自分なりに意識しだしたのは、私が大学生のころでした。
現在でも時折、30年前に中西さんはどれほどの思いでその名称を選ばれたのだろうかと、思いを馳せることがあります。

バブル経済の時代背景の当時において、経営戦略の中でアートを念頭に置き「アーツ アンド サイエンス」と名付けられた、その先見の明。
ご健在なうちに、一度お会いしてみたかったと思う方です。

幾つか著作も残されています。

「うだつ」を研究されていたので、主な著作は「うだつーその発祥と終焉」です。

 

うだつ―その発生と終焉

うだつ―その発生と終焉

 

 

 先日も中西さんの著作を読みかえすと、自ら学んだ美術史の「道」と鉄道の「道」をかけて恩師から指導を受けたことに触れられており、その文面から中国古典にも造詣をお持ちであったことが拝察できました。

今回長谷川さんの記事を拝見し、また中西さんの軌跡を読み直し、「アートとサイエンス」そして根底に共通する中国古典の思想に私なりに思いを馳せています。

(以下参考文献)
 ※画文集 港が見える丘 中西徹 著(私家版)1993年5月発行
  ※京阪百貨店30年のあゆみ 京阪百貨店社史編集委員会編集 2016年3月発行
   上記文中の中西さんの略歴、就任歴等は参考文献より引用 抜粋

 

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